自己啓発

書評【チーズはどこへ消えた?】行動できないビジネスマンの背中を押してくれる本

今回書評するのは、ロングセラー本である

「チーズはどこへ消えた?(Who moved my cheese?)」

です。

著者はスペンサー・ジョンソンという医学博士、心理学者。

第一稿は2000年に発行されており、やや古い本とも言えます。が、全世界でもいまだに絶大な支持を得ており、生き方を考えて行く上で示唆に富んだ本です。

特に行動がなかなかできずに突破口を開けないビジネスマンには、いいカンフル剤となるのではないでしょうか。

 

分量は非常に少なく、30~40分程度で読み終わるライト級です。

 

簡単に概要と、感じたことをまとめました。

ネタバレというか、本のオチは書いていませんので安心して目を通していただければと思います。

 

本の概要

2匹のネズミのスニッフとスカリーは、毎日毎日お腹いっぱい食べられるチーズを探し、巨大な迷路を彷徨い続けます。

迷路はいくつもの部屋や通路から構成され、とても複雑。

 

彼らはネズミなので、鼻で匂いをかぎわけながら単純に進むくらいしか知恵がなく、それですぐに道に迷ってしまいます。

でも迷路のどこかにきっと美味しいチーズが隠されているに違いないのです。

見つけることができればお腹いっぱい食べられるし、真の成功を味わうことができると信じいて、複雑で薄暗い迷路を毎日突き進んでいくのです。

 

チーズを探しているのはスニッフとスカリーだけではありません。

ヘムとホーも迷路でチーズを探す小人です。

彼らはネズミと違って高度で複雑な思考を持っており、それで道に迷ったりする過去の経験から学び試行錯誤することで巨大な迷路のどこかに眠っているチーズを探し出そうとして毎日迷路を駆け巡ります。

2匹のネズミと2人の小人は、ともにそれぞれのやり方で、ついに迷宮の中で巨大なチーズを見つけることに成功します。

 

彼らが行き着いたチーズは全く同じものでした。

そのチーズは美味で巨大でしたので、2匹のネズミと2人の小人は成功に酔いしれ、毎日毎日そのチーズをお腹いっぱいになるまで食べ続けました。

これだけあればずっと大丈夫だ

小人のヘムが言うように、これだけのチーズがあれば一生安泰だと確信したし、まさに自分たちが成し得た成功に酔いしれる日々がかなりの日数続きます。

しかし、ある日突然チーズがなくなってしまうのです。

 

巨大なチーズという、彼らに取っての巨万の富であり成功の象徴ともいうべきものが、ある日忽然となくなってしまったことで、2人の小人と2匹のねずみの取った行動の違いがこの物語のポイントです。

 

実はネズミのスニッフとスカリーはチーズがなくなることを予想してました。

毎日チーズの周囲の匂いをかぎまわり、ひっかき、走り回って、毎日何か変わったことがないいかを調べた上でチーズにかじりつくのが日課。

それで、少しずつチーズが減っていき、ダメになっていく様子気づいていたのです。

だから2匹のネズミたちはすぐに次のチーズを探しに迷路へと出て行く準備が出来ていました。

 

かたや小人のヘムとホーは巨万の富がなくなった事実に狼狽し、ただ右往左往するだけ。

チーズがなくなるはずがない

現実を受け止められず、「本当になくなったのか」とチーズがかつてあった場所をウロウロしながら、意気消沈する日々。

慢心のまま過ごした長い時間は、彼らから迷路にもう一度出てチーズを探しに行くという体力や気力をも取り去ってしまっていたのです。

 

ここからは、小人のヘムとホーの行動の違いにも注目です。

迷路は薄暗く、恐怖を感じます。

道にだって迷うし、探しても探してもまたかつてのような巨大なチーズを見出すことができるとも限らない。

ひょっとしたらどこかで力つきるかもしれない...

こんな恐怖が頭に浮かび、とてもじゃないけどもう一度チーズ探しに迷路へ飛び込んんでいくなど考えられるはずもないのです。

現実を受け止められないまま悪態をつくだけのヘム。

毎日チーズがあった場所をウロウロするだけで一向に状況が好転しない中、ホーの感情にいは変化が見られていきます。

 

変わらなければ破滅することになる

そうしてホーは一人で迷路へ挑んでいくのです。

 

 

書評・感じたこと

この本で僕が強く印象に残ったのは

もし恐怖がなかったら何をするだろう?

という一節。

チーズがないまま疲弊しながら、また迷路へと出ていき失敗する恐怖をかかえながらも、それでも迷路へと飛び込んでいく勇気を奮い立たせようとする際のホーの自問自答のシーンです。

僕自身も、漠然とした失敗のリスクや恐怖心にかられ、それで何も行動できないまま時間だけが過ぎていくことはよくあります。

そのままでも何も事態が好転しないのに。

小人のホーは恐怖に打ち勝って迷路に飛び出しますが、飛び出してみると心境が変わります。

恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる

「なぜもっと早くこうしなかったんだろう?」

動くことで、動かなかった時に感じていた全てのことが、まるで自分の感情ではなかったかのような心境になることに気づきます。

この本のいいところは「変化への適応とは」を考えさせられる点。

変化は絶対に起きるし、それを予期すべきで、かつそれが到来したならば素早く対応し、かつそれを楽しめ、ということが小人とネズミのそれぞれの行動を対比させることで面白く語られています。

僕は日頃から行動力が最強だと思っていますので、(もっともウジウジ考えていつも動けない反省から来る考えですが...)この本が示唆している内容には非常に心打たれるものがありました。

最大の障害は自分自身の中にある

という一節が後半にありますが、僕も自分に打ち勝つことで分からない分野に飛び込んんでいく習慣をつけていきたいと思います。

この本は、冒頭でも触れましたが、2000年初刊というやや古い本です。

が、今でも書店の入り口近くに積んであるほど、令和時代を生きる僕たちへ示唆をあっ耐えてくれる本です。

ちなみに、この本の続編が2019年に出ています。

"迷路の外には何がある?"

です。

チーズがなくなり、ホーにも置いていかれて、一人となってしまった小人のヘムのその後の物語。

ヘムは一人、迷路でどうしたのでしょうか?

チーズのない今、飢え死にしてしまったのでしょうか。

この本は、

あなたと、あなたの信念はイコールではない

という趣旨がベースになっています。

自分が正しいと信じいていることを変えることは誰しも難しいもの。

なぜなら、自分のこれまで信じてきた信念が自分自身を形作っている面があり、それはすなわちアイデンティティーだからでしょう。

だから信じてきた信念を変えることは、自分が自分でなくなってしまうように思うこともあります。

この本を読むことで

信念を変えても、あなたはあなたでい続けることができる

ということをヘムの行動から学ぶことができる、示唆に富んだ内容となっています。

ヘムは古い考え方から脱却しようとするのですが、どう脱却するのかは題名にもヒントありです。

終わり

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