キャリア 銀行・メガバンクのキャリア

メガバンク総合職女性の昇格基準とは(不公平人事への不満)

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某メガバンク勤務の女性総合職が、ご自身のキャリアについて語ってくれました。

先日やっと昇格が決まったんです。でも女性はちょっと不利だなと感じました

 

今回インタビュー出来たのは、ぼくが以前から知り合いだった女性。某メガバンクで新卒入社9年目。ちょっと内気気味で声も小さな女性ですが、結婚してもなお総合職としてバリバリ働く今風のキャリアウーマン。


昇格したというので、お祝いも兼ねて食事したのですが、ちょっと浮かない雰囲気も。

金融の総合職女性の働き方とキャリアの苦悩が少し垣間見えたインタビューでした。

 

メガバンクの総合職

 

インタビューした女性は29歳。名前を仮に佐藤さんとします。佐藤さんは関西の有名私立である同支社大学を卒業後、メガバンクに入社。

メガバンク総合職として入社すれば、その多くは各地の支店で法人・企業を相手にした営業活動に従事します。融資だったり、運用だったり、または業績不振先からの融資金回収のようなハードワークも。


佐藤さんも同様で、最初に大阪市北区界隈の支社に配属され法人営業職としていくつもの企業の担当を任されました。

北区と言えば梅田がある一等地であり、佐藤さんが配属された支社も大規模店。取引先も多く、規模も比較的大きな会社もあったので営業は苦労したそう。

 

彼女は大阪という地で営業をやっていくには、やや大人し目というか、ちょっと内気すぎたのでしょうか。営業成績自体は可もなく不可もなくといったレベルで、特に目立つ存在ではなかったと言います。

 

そんな中で3年で転勤を命じられ、名古屋市内の支店に異動。土地柄が合っていたのか、「名古屋では自分でも驚くくらい生き生きと営業が出来ました」と佐藤さん自身も振り返っており、その実績も評価されたのでしょう、その後まもなく東京の本社に転勤になります。

 

佐藤さん「本社にも配属され、それなりに順調にキャリアを歩いていると考えていました。でも昇格のタイミングで第一陣でから漏れてしまったんです。」

 

 

総合職の昇格と人事面接

 

メガバンクはだいたい7~8年目ほどで昇格のタイミングが訪れます。昇格すればマネージャーとして年収は1,000万円を超えるので、20代での大台も可能です。

「正直メガバンクは激務ですが、昇格した翌月の手取り月収を見た瞬間、この会社に入って良かったと思う」と何人ものメガバンク行員が語ってくれてますが、そのくらい昇格する昇格しないの差は大きいのです。

 

しかし、他の会社のように全員が横並びで昇格するわけではないところがメガバンクの厳しい競争の現実。

佐藤さん「第一陣での昇格、"トップ昇格組"という言い方をしてますけど、総合職の3~4割程度って聞いたことがあります。その3~4割に入れなかった当時は相当ショックでした」


運命の分かれ道は人事部との面談。

「昇格の判定前に、通常人事部との面談が全員行われるのですが、多分そこで私失敗したんです。ちょっと喧嘩っぽくなっちゃって」

当時佐藤さんはちょうど結婚が決まったタイミングでした。そのことは当時の上司にも伝えていたのですが、それが人事部にも伝わります。それで面接官の人事部の社員から結婚や出産について質問があったようです。


出産して子供が出来ても仕事は続けられる?


佐藤さん「確かに今は働き続けたいという気持ちはありました。でも結婚式もこれからだし、結婚生活なんてしたこともない。出産もそうです。子育てがどれだけ大変なのか経験してないんだし知らないわけじゃないですか。今答えられないと思いませんか?しかも、そんな女性特有の問題、昇格に関係ないと思うんです。質問として違和感を感じて。だから私、ちょっとムッとして、そんなの分かりませんって言いました」

面接でのこのやり取りが影響したのか、佐藤さんは昇格組から漏れてしまいます。

 

2年遅れての昇格


トップ昇格組から落選した佐藤さん。

私生活は順調ではありましたが、落選が響き仕事に対する気持ちが一気に冷めてしまったそう。

佐藤さん「ああ、私って会社からあまり必要とされていないのかなっていう気持ちになるんですよ。プライドも傷つきましたし、昇格できないだけで同期社員とも接しづらくなりました」

「会社に対して貢献しようとか、頑張ろうという気持ちがどんどん冷めていきました。まあそのおかげで残業もせずにさっさと帰り、結婚生活は順調でしたけど」


この時から漠然と佐藤さんは転職も視野に入れ始めます。しかし、転職活動でも女性ならではの難しさを感じた佐藤さん。

「新婚と言えば、その次に来るのは確かに出産なんです。子供は当然欲しいと思っていましたし、それは夫も同じ考えでした。もし転職したとたんに産休ということになれば、転職先にも迷惑がかかるかな。色々と考えていると、転職もタイミングが掴めず意外に難しくて」


佐藤さんは転職も視野に入れつつも、メガバンク本社での仕事も続けます。すると幸いにも本社内で異動があり、好きな英語を使う仕事が多い部署になったことから、徐々にやる気を取り戻していきました。

 

そうして、トップ昇格の落選から2年。

晴れてマネージャーへの昇格を達成したのです。

 

 

昇格する・しないの差は大きい

 

昇格して何が変わったのか聞いてみました。

佐藤さん「昇格はうれしかったです。物凄く。変わったことですか?お金もありますけど、やっぱり行内でのプレゼンスの変化が大きいです」

メガバンクは巨大な組織。本部部署だけでも数十の部署があり、部署間でまたがったプロジェクトも多い。

「他部署の人でも、その人の役職は社内電話帳などですぐに分かります。相手が役席じゃないと分かったとたんに舐められてしまうこともあるんですよね」

資料を出しても「この数字は上司に見てもらってる?」とか、「ちゃんと上司と相談してからもう一回連絡くれますか?」と、仕事がなかなか進まない悩みがあったそうです。

 

佐藤さん「昇格したとたんに仕事が段違いに進めやすいんですね。世の中、肩書きの威力ってすごいんだなって感じました。」

 

 

女性総合職のむずかしさ

 

佐藤さん「部長から昇格を告げられたんですが、その時びっくりすることを言われました

無事に昇格した佐藤さん。しかし、その表情は喜び半分、憤り半分といったところ。

"危なかったね。出産、産休の前だったからよかった。オフレコだけど産休入っちゃうと昇格、もっと遅くなったかも"


佐藤さん「驚きました。え、産休入った人は昇格も不利なんだ、って」

佐藤さん曰く、思い返してみると、昇格していない人は、若くして産休に入ったり育休を取得した女性も多い気がする。それも、休んだ期間をはるかに超えて昇格出来ていないのです。

佐藤さん「おかしいですよね。結局休まず働けない女性は評価もされないのって。」


せっかく昇格し、年収は1,000万円。夫とダブルインカムで相当に裕福な生活を手に入れた佐藤さん。

しかし、会社への気持ちが再度薄れたそうで、近々転職も考えているそう。


佐藤さん「これからメガバンクも少しずつ変わっていくんだと思いますけど、もう少し公平な評価をしてもらえる会社があったらいいな」

 

 

外資系企業の評価体系


日系企業の古い評価体系に嫌気がさした佐藤さん。転職を考えている様子でしたので、ぼくは外資系企業をおすすめしました。

外資系企業は、日本企業のような評価体系とは違い、「今どんなスキルがあるか」「今、何が出来るか」でポジションに当てはめていく体系です。

「過去にちょっと休んだから」とか、「将来産休に入るかもしれないから」などで評価が変わることはありません。あくまで「今」に着目し、評価を受け、年収が決まる外資系に多い制度であれば、佐藤さんにはピッタリではないかと思うのです。


「なるほど。でも外資系は激務そうですが。。。それこそ子育てしつつ働けますか?」


本サイトでも繰り返し述べている通り、外資系が激務であるとかハードワークであるというのはイメージにすぎません。確かに昔はそういう傾向はありましたし、今でもそういう会社はゼロではないでしょう。

 

しかし、イメージで判断するのはもったいないこと。

事実、外資系企業はアクセンチュアなどをはじめワークライフバランスの改革に大きく力を入れています。

外資系コンサルのアクセンチュアの残業時間と働き方改革の実態

外資系は「激務ですぐクビになる」は間違い!転職は正しい情報を

 

佐藤さん「そうなんですね。意外です!検討してみます」

 

以上、メガバンク総合職の佐藤さん(女性29歳)へのインタビューでした。

 

 


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是非みなさんのご参考になれば幸いです。

 

終わり

 

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