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メガバンクRMの強みは?転職面接でアピールできる7つのポイント

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メガバンクの支店でのRM(営業マン)が転職を考えていくに際して、どういうポイントを自身の強みと認識し、面接官にアピールすれば良いかを解説します。

 

 

メガバンクの営業をRM(Relationship Management)と呼んだりします。

メガバンク総合職の大半がRMの方だと思いますが、ぼくの周りではRMの方も転職を考えたりしている方が多いです。

 

 

転職の面接は、ふらっと受けてもなかなか成功しません。

面接を受ける上で、「自分の強みと弱みを5つずつ用意しておきましょう」とか言われますよね。

ところが、意外に「これって自慢できるポイントなのかな??」と、ぼく自身も転職時に悩んだりしました。

 

解説
ぼくはメガバンクで営業に携わったこともあるし、本部部署にいたこともありますので、その経験から、RMが転職で「強み」としてアピールできるポイントについて解説します。

 

 

 

また、本サイトでは、営業の方は、できれば本部へ異動し専門性を身につけると転職市場の価値がグッと上がるとご紹介しています。

 

ただし、本部への異動は希望してもなかなかチャンスが巡ってこないのも事実です。

 

そういう声を反映し、メガバンクRMが転職に成功できるようにと、本記事を書きました。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

 

1.財務が分かる

 

強みの第一で挙げたいものが、「財務諸表が分かる」ということです。

「強みなの?」という感覚をお持ちのRMの方もいらっしゃるかもしれません。

 

外部の業界に転職して仕事をしているぼくの実感として、財務諸表をまともに読める社会人はほとんどいないと言っていいです。

 

コンサル業界にいても、B/SやPLが何か分からない人はたくさんいます(こういう人は、ROAとかROEとかの意味を一体どのように理解して、経営コンサルを名乗っているのか心配になります)。

 

 

コンサルや社会人どころか、意外にも金融業界でも多くはありません。

例えば、証券会社に勤めている営業マンは、法人の決算書を読むことがありません

 

地銀でも、実は入社してしばらくはリテール営業をしていて、法人営業はかなり優秀か、または年次が上がらないと配属されなかったりします。

 

また、地銀はちょっと意地悪な言い方をすれば「三菱UFJが融資しているから、この会社は大丈夫だろう」と言ったような判断基準で審査したりしていることもあるので、例え読めたとしても「この財務はいい、悪い」の明確な線引きができない人も多いです。

 

 

財務が分かることは、非常に価値があります。

財務や経理部門に転職することも可能ですし、公務員などで花形と言われる総務部門からも魅力的に映ります

 

一般企業でも、取引先の経営状態が大丈夫かどうかを判断することは、絶対に大事なポイントですよね。

財務諸表を見ただけで、ある程度その会社が「取引をして大丈夫なのか」や「支払い能力があるのか」などを判断できるスキルは、とても重宝されます

 

当たり前のように毎日やっていることですが、意外にも稀有な強みだったりします。

 

 

 

2.たくさんの業界をわかっている

 

RMは、一つの企業や、業界だけを担当することは稀ですよね。

もちろん、例えば営業本部を経験された方は、業界区切りになっていたりするので特定の業界に属している法人だけを担当していた方もいらっしゃるでしょう。

 

ただし、多くのRMは、それまでのキャリアで複数の業界に属する法人を担当していませんか。

 

業界によって、会社を見るポイントって全然違うことはよく分かってらっしゃると思います。

例えば先ほどの財務諸表についても、自動車製造業とソフトウェア業であれば、バランスシートの構造や、PLでの収益の上げ方が全く違いますよね。

 

その業界が、どういう投資をして、どういう仕組みで売り上げを上げて、どうやって資金を回収して、キャッシュフローを回しているのか、要はどうやってビジネスを回しているのかが「ある程度」わかっています

 

もちろん細かいところは、自動車業界であれば自動車業界でずっとやっている人も方が知っています。

でも、大まかに「どうやって利益を生み出しているのか」が分かることで、転職でも面接で話しやすいんです

 

「自分が営業時代に担当していた時に...」など、志望動機にだって使えるかもしれません。

RM時代に、転職希望業界の企業の工場視察や見学をした経験があったりすれば、話に、よりリアリティーが出ますよね。

 

 

解説
例え銀行員としてであっても、その業界に関わったことがあるということ、ある程度の感度があるということは、間違いなく有利です。

 

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3.会社や経営者を見る目が備わっている

 

RMとして担当させられる企業数は、大小合わせて100社を超えることもあるでしょう。

複数の支店に異動した経験があれば、数百社の企業の財務諸表を見て、会社の中身を見て、経営者に会っているでしょう。

 

社長や経営者に会える人は、決して多くありません

かつ、彼らと経営やビジネスの話ができる人は、世の中にそんなにいません。

 

例えば証券会社の営業マンは、社長のオーナーや社長、富裕層と面談することはありますが、運用や資産経営の話がメインなので、絶対に深いビジネスや経営の話をしませんし、そもそも出来ません。

 

ビジネスや経営の話を、社長やオーナーと膝を突き合わせて議論した経験があれば、社長や会社を見る目も成熟していきます

 

 

ぼく自身も、RM時代にいろんな会社と経営者を見ました。

今でもしっかりとビジネスを拡大し継続している会社もあれば、担当時代に粉飾決算で倒産したり、社長が逮捕されたという衝撃の経験もあります

 

2〜3年目くらいの頃は、なぜその会社が融資に適さないのか、なぜ潰れたのか、などを判断出来ませんでした。

でも濃い経験を重ねることで、いい企業、まともな社長、伸びる会社とそうでない会社がなんとなくわかってきた実感はありました。

 

 

こういう目線は、まさに転職しようとする会社がいい会社かどうかを見ることができるということです。

近年はベンチャー企業へ挑戦する人も多いですけど、こういう会社こそ、RM時代に培った経験が活きます。

 

さらに企業に転職した後も、その企業が新規で取引すべきか迷っている時があれば、あなたの判断力が絶対に活きるはずです。

 

 

 

数年前に「半沢直樹」というドラマがありました。

メガバンクで営業をしていた半沢課長が「これまで銀行員としていろんな会社を見てきた」というフレーズがありましたけど、まさにこれがメガバンク銀行員の価値ですよね。

 

 

 

4.倒産するということが理解できている

 

RMとして、「融資先法人の倒産」は最も避けたい事象です。

そのことから、「企業が倒産する」ということがどういうことかわかっています。

 

 

もっと言えば、「企業というものは、どういう時に倒産するのか」がわかっていますよね。

一般の人に聞けば、「赤字になった時?」みたいな回答をする方ばかりです。

 

 

そうでないことは、RMであればすぐにわかるでしょう。

「黒字倒産」なんていう事象がありますが、決して赤字が倒産の原因ではないですよね。

倒産が起こるのは、まさにキャッシュフローがダメになったときです。

 

 

要するに、RMは会計上の赤字黒字と、キャッシュフローが全く違うことを理解できています

例え会計上黒字でも、キャッシュフローが行き詰まれば不渡りが起こり、それがすなわち倒産につながることを知っています。

 

こういう目線は、個人的にはベンチャー企業などで絶対に求められるスキルだと思います。

 

IT技術などで創業したベンチャーなどは、これが分かっていないで走っている状態です。

決算書上で黒字でもキャッシュフローが悪く、「社長、実は御社、全然お金増えていないですよ」と言ったアドバイスをしたこと、ありますよね。

 

自己資本の厚みにもよるでしょうけど、ベンチャー企業などは、これに気づかずに数年で倒産してしまうケースも多いと言います。

 

 

 

5.融資の意味と、審査目線が分かる

 

キャッシュフローは企業の生命線であることはRMであれば常識ですけど、意外に世間はわかっていません。

それに加えて、融資がなぜ必要か、をわかっていることも非常に強いと思います。

 

融資を受けることは、イコール借金ですが、世の中には借金は赤字になった時に受けるものだと考えている人もいます。

 

違いますよね。

ビジネスをしていく上で、黒字でも赤字でも、キャッシュフローをしっかりと回していくことが絶対に必要だから、借り入れをするんですよね。

 

これが理解できていない人は多いですし、金融業界でも結構知らない人が多いです。

 

また融資の大切さに加え、どうすれば銀行から融資を受けられるかが分かります

融資はこれから銀行だけではなく、ソーシャルレンディングやAI審査のようなものも増えてくるでしょう。

まともな金利での借り入れは、やはり企業の財務体質や業績を全く加味せずに借り入れができることは、ソーシャルレンディングやAI審査であっても、しばらくはないかなあと思います(よほど金利を払えば分かりませんが)。

 

 

企業の財務部門や、ベンチャー企業に行けば、金融機関からの借り入れを検討することもあるでしょう。

そういう時に、どうすれば銀行から融資が受けられるかを知っていることは非常に強いです。

 

また新規プロジェクト立ち上げなどであれば、例えばそのプロジェクトひも付きでのプロジェクトファイナンスなどの目線や知識もあれば強いかもしれません。

 

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6.メンタルや忍耐力がある

 

メガバンクの職場は厳しいですよね(近年は女性も増えてきましたし、パワハラ抑制の風潮なので分かりませんが)。

 

ノルマは厳しいし、体育会系で、5〜10年くらい前は、本当に怒号が飛び交い、上司から詰められ、毎日激しいプレッシャーを感じながら生活していました。

 

実は業界の外の人も、メガバンクに対して、同じイメージを持っていたりします

まあメガバンクだけでなく、どちらかと言えば金融業界全体が「厳しい」というイメージを持たれていますね。

 

こういう業界なので、メンタルダウンして去っていく人も多いんですが、転職をお考えなら、逆にこのイメージを利用しましょう。

 

「金融機関は厳しい」というイメージを社会全体が持っているので、「忍耐力やメンタル力に自信があります!」は説得力が自然についてきます

 

ぼく自身も、RM時代は散々詰められ、「今日は一生分怒られたなあ...」と思うほど激しい日常を過ごしました。

重い業績目標と、激詰めされる恐怖心という、激しいプレッシャーで数年過ごすと、それなりにメンタルは強靭になりました。

 

 

メンタルが強靭になったことに加え、目標達成に向けて、「死ぬ気で頑張る」という姿勢が身についたことも役に立っています

 

こういうポイントは、営利企業であればどの企業でも少なからず求められますし、持っていて嫌がられるポイントではありません。

 

これだけを全面に押し出して面接に臨むのは、新卒は許されても、中途採用だとアホだと思われるだけなので注意ですが、面接の終盤に触れておくのは効果ありだと思います。

 

 

 

 

7.コンプライアンス意識が強い

 

金融業界は、もっとも規制が多い業界だと考えられます。

ぼく自身も規制の数を比べて検証したわけではないのですが、金融機関は「お金に関わる」という側面と、「公共性が高い」という観点から、他の業界に比べ、はるかに規制が多く、厳しいです。

 

規制や法令が多いことは、銀行に勤めていれば実感があると思います。

多くの手続きや、書類、確認事項が多すぎますよね。

 

顧客情報などの管理に関しては、どの業界の友人に話しても驚かれるレベルです。

 

 

日本国内の法令だけではありません。

メガバンクの特徴は、そのグローバルさにもあります。

 

米国やEMEA域内でビジネスをしていく上で、どうしても現地の法令や規制も遵守することが求められます

米国に支店がある限り、東京に本社があるメガバンク全体で米国の規制を守る必要が出てくるんですね。

 

金融機関はリーマンショックを引き起こしました。

ある意味、「引き起こすことができるほど、景気に影響力がある」と見られています。

テロに資金が流れるのを防ぐにも、金融機関の協力が必要です。

 

こういった背景で、バーゼル規制アンチマネーロンダリングの対応が必要です。

こういう、様々な規制を遵守するために、国内の営業や支店にも多くの影響があります。

 

 

要するに、仕事をする上で法令や規則、コンプライアンスを意識することが日常なわけです。

 

 

一つの取引をする上でこなした膨大で複雑な手続きは、他の業界でも非常に強みになります。

 

手続きをマニュアルで調べたり、資料や書類をしっかりと作成できる手堅さは、地味に仕事のスピードにも影響してくるので、強みの一つとしてアピールしても良いでしょう。

 

 

また、コンプライアンス意識が高いことで、真面目という印象も持たれているのも強みです。

 

自分から「ぼくは真面目です!」とアピールするのは微妙ですけど、「真面目」という印象をうまく使いながら、面接の話し方や履歴書の書き方に工夫をして臨むのも良いかもしれません。

 

 

 

8.まとめ

 

本記事では、メガバンクRMが転職する上で、アピール可能な強みについて解説しました。

 

加えて、RMの弱みについての記事をいかに掲載していますので、ぜひご覧ください。

メガバンクRMが転職する上での4つの弱みと、改善方法や対策とは

 

メガバンクRMが他業界からどう見られているのか、欠点や弱みを先回りして知っておくことも、強みを知るのと同じくらい重要でしょう。

 

 

本記事では、メガバンクRMの7つの強みを解説させていただきました。

中には、普段自分が「ここは強い」と思っている分野やポイントではない事項も含まれていたのではないでしょうか。

 

ぼく自身も、外部の業界に出てみて初めて分かった「メガバンクRMの強み」はたくさんありました。

 

転職の面接は、ふらっと受けてもなかなか成功しません。

面接を受ける上で、「自分の強みと弱みを5つずつ用意しておきましょう」と言われますけど、意外に「これって自慢できるポイントなのか」と悩んだりしました。

 

本記事が参考になり、転職への自身を持っていただいたり、面接が成功することにつながれば幸いです。

 

 

 

おわり

 

 

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