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メガバンクの平均年収はウソ?実際の年収との乖離額は?正しい情報を集める方法

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メガバンクの平均年収や、年収の上がり方を解説したサイトは多いですが、あまり実態を捉えていないと感じます。

「平均年収」を参考にするのは実態把握にならないので、本記事ではメガバンクを例に正しい年収のイメージを解説します。

 

 

お悩みビジネスマン
メガバンクって平均年収700万円っていうサイトを見ました!

みずほよりも三井住友銀行の方が平均年収が高いので、転職も三井住友の方がいいですよね?

 

という声を聞くことが多いんですけど、「平均年収」という情報はあまりアテにしない方がいいです。

 

解説
正直、メガバンクの年収が700万円なんて、相当に的外れであり、その数字に何の意味もありません。

 

 

本記事では、特に転職やキャリアを考える上で、「平均年収」を参考にすることの危険性を、メガバンクを例に挙げて解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.平均年収とは

 

よく「平均年収ランキング」などで、メガバンクの平均年収は、よく700万円とか800万円とか、書かれていますよね。

 

これらのサイトは、平均年収の情報をどこから取得して比較しているのでしょうか?

 

それは、主にこちらです。

【Yahoo Finance】 

Yahoo Finance http://finance.yahoo.co.jp/ を開き、企業名で検索しましょう。

「企業情報」を見ると、従業員数、平均年齢、平均年収が出てきます。

(注意:上場企業のみが閲覧対象)

 

その他、四季報や、有価証券報告書を1社ずつ見るという方法もあります。

 

 

一番簡単なのは、上記のYahoo Financeでしょう。

上場企業であれば、企業名を検索するだけで見ることができます。

 

 

上記の画像は、Yahoo Financeで三菱UFJフィナンシャルグループの情報を検索した結果です。

 

一番右下に、平均年収773万円と記載されているのが分かるかと思います。

 

 

メガバンクでは、どのように掲載されているかを転記しました。

  • 三菱UFJフィナンシャルグループ:773万円
  • 三井住友フィナンシャルグループ:810万円
  • みずほフィナンシャルグループ:738万円

 

以下は参考です。

  • 野村證券ホールディングス:1,455万円
  • 大和証券グループ本社:1,045万円
  • 三菱商事:1,540万円
  • トヨタ自動車:831万円
  • ソニー:1,013万円

 

 

各企業によって、大きくばらつきがありますよね。

メガバンク3行は、700〜800万円くらいと、概ね横並びであるようです。

 

これを見て「メガバンクに入れば、俺の給料は700万円かあ」と考える人がいれば、それは間違いです。

 

この700万円とか、800万円という数字に、実はなんの意味のありません。

 

実は、メガバンク内に「年収700万円の人」は一人もいないと思われます。

 

その意味を解説します。

 

 

 

2.メガバンクの年収の構成

 

先ほど述べたように、メガバンクの平均年収は700〜800万円くらいです。

しかし、メガバンク内に「年収700万円の人」は一人もいないと思われます。

その意味を解説します。

 

 

三菱UFJを例にとると、平均年収は773万円でしたよね。

これはあくまで平均値なんです。

 

三菱UFJフィナンシャルグループには、三菱UFJ銀行に加えて、信託や証券がありますが、話を簡易的にするために、ここでは大半を占める三菱UFJ銀行飲みについてお話します。

 

三菱UFJ銀行には、大きく、ざっくり分けて、「一般職」と「総合職」に分かれます。

 

事務職や支店でリテール向け営業を担当するのが「一般職」です。

一方で、支店で法人営業をやったり、本部で基幹的な仕事をする人が「総合職」です。

 

一般職は、入社してからだいたい年収400万円前後をもらい、年に数千円/月の昇給があります。

しかし年収が数十万単位で上がることはありません。

基本的には年次が上がったり、やや職種グレードが上がっても、400〜450万円くらいをもらい続けます。

 

 

総合職の年収について解説します。

初任給は、大卒で月給20.5万円、院卒で23.0万円くらいであり、メガバンクは各社とも同じです。

年収にして、年2回のボーナスや残業代を含め400万円からスタートし、6〜7年目くらいで650万円程度まで上がります。

月収は、1年で2〜3万円/月くらい上がっていくイメージでしょう。

 

 

総合職は7年目くらいで、初の昇格を迎えます。

だいたい30歳くらいですね。

ここで昇格できるのは、総合職の約4割程度だと言われます。

昇格できれば、この時点で年収1,000万円に到達しますが、逆に昇格できなければ、650〜700万円いかないくらいで頭打ちとなります。

 

そして、うまく昇格し続けることができれば、2〜3年で1,200万円、さらに3年で1,400万円....

と上昇していくイメージです。

 

近年は、海外赴任も増えてきていますが、海外赴任ができれば、国の「住みにくさ」に応じて「海外赴任手当」が加算されます。

この「海外赴任手当」は年収で数百万円分に相当するケースもあります。

 

 

お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、実は三菱UFJ銀行の中で、「年収が773万円の人」は誰もいません

総合職でも、一般職でも、そのゾーンの人っていないんです。

 

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3.平均年収のウソ

 

解説しましたように、平均年収として発表されている年収をもらっている社員は(少なくともメガバンクには)いないということが分かります。

 

メガバンクは一般職と総合職の年収が大きく違います。

よって、一般職と総合職の人数のバランス次第で平均値が大きく変わってしまいますので、またメガバンク3行を比べて「どこが多い・少ない」の議論も、ほとんど意味をなさないことが分かります。

 

平均年収をぶらす要因は

  • 一般職(事務職)と総合職(基幹職)の人数バランス
  • 年齢構成や離職率
  • 定年の年齢や出向の年齢

など、要素がたくさんあります。

 

 

巷のサイトの「平均年収ランキング」は、全く無意味とは思いません。

 

それでも「この企業に入ったら800万円もらえるんだな」とか

A社よりもB社の方が平均年収が高いから、B社に転職しよう!」と言ったように、キャリアの判断などに、この平均年収の数字を使うことは、あまりにも危険だと思います。

 

年収が100万円違うと、手取りで70〜80万円違います。

月では5〜6万円違うとなれば、それだけで生活が全然違います。

 

5万あれば、もっと都心に近いマンションに住めるかもしれないし、貯金や、自己啓発もできるかもしれません。

生活が全く変わってくるのです。

 

 

よって、こういった情報を「ふーん」というくらいで眺めるのはいいんですけど、転職とか就職とか大事な決断の判断材料に使用することはやめておくことを強くオススメします

 

 

 

4.実態の給与水準を知るには?

 

平均年収であれば、冒頭で申し上げたように、Yahoo Financeや四季報や、有価証券報告書を見てみることで対応できます。

そもそも、このような情報であれば、サイトにいくらでもランキングで出ていますので、わざわざ個別に見にいくまでもないです。

 

しかし、本記事で解説したように、「平均年収」の額と同じ金額をもらっている社員はいないかもしれません。

 

 

実際に「この会社に入ったら、いくらもらえるんだ?」と言ったように詳しい情報は、自分で頑張って集めるしかありません

 

こんな情報はどのサイトにも正確な数字で一覧になったものは掲載されていませんので、どうやって集めるかといえば、「聞きまくる」しか手はありません。

 

誰に聞くかといえば、手っ取りばやいのは、その企業に勤めている友人でしょう。

ただし、誰しも自分の年収を素直に喋ってくれるとは限りませんよね。

年収を聞かれるなんて、あまりいい気持ちはしないものです。

 

 

よって、どうしても知りたければ、転職業界を使いましょう

 

転職者をサポートしてくれる「転職エージェント」であれば、年収情報をかなり詳しく蓄積しています。

なぜなら、転職者は当然「年収」を気にするからです。

 

企業の採用HPにも、「給与や待遇面」に年収が記載されていることもあるんですが、「500万円〜1200万円」とやたら幅があります。

「応相談」や「本人のスキルに応じて決定」なんて書かれていると、お手上げです。

 

ですが、転職エージェントであれば、採用のために企業の人事とコミュニケーションを取っており、年収の情報をしっかりと蓄積しているんです。

 

転職エージェントに頼めば、「コンサル業界の年収一覧をください」と言っても、応じてくれる先もあるかもしれません。

 

 

幅広い業種の情報が知りたいなら、リクルートエージェントがベストです。

 

もっと詳細に、特に外資や年収1000万円を超えるようなハイキャリア層の情報が欲しいなら、JACリクルートメントしかないと思います。

 

 

 

 

 

5.まとめ

 

いかがでしたか。

「平均値」というものは、様々なものを比較する上で便利ではありますが、その数字が持つ意味があまりないケースもあります。

 

ぼくは「企業の平均年収」って、とくに意味がないような気がします。

 

「この企業に入ったら800万円もらえるんだな」とか「A社よりもB社の方が平均年収が高いから、B社に転職しよう!」と言った判断には、この情報は使うべきではありません。

この数字に惑わされて、キャリアの選択を誤ったりするのは避けたいですよね。

 

もしご自身で、本当に年収の相場を知りたければ、しっかりと専門家である転職エージェントに聞くべきです。

 

本サイトでは、年収や転職に関する記事を多く揃えておりますので、ぜひ以下もご覧ください。

 

 

 

 

〜参考〜

 

【個人的におすすめする転職情報サイト】

ビズリーチ

リクナビNEXT

キャリアカーバー(CAREERCARVER)

【個人的におすすめする転職エージェント】

JACリクルートメント

リクルートエージェント

パソナキャリア

 

おわり

 

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