マネジメント力

女性社員の教育・指導に悩む。ガツンと注意出来ないマネジメント達へ。

更新日:

女性の社員、部下をどのように教育・指導していくのかに悩んでいる上司やマネジメントが多いですよね。

本記事では「働かない、ある女性社員に対して、ガツンと指導出来た事例」についてご紹介します。

 

 

女性の社会進出が進みましたよね。

社内でも多くの女性社員が活躍しており、部下に女性社員がたくさんいる方も多いでしょう。

 

ただし女性社員への教育のノウハウはまだ蓄積されておらず、戸惑いを感じているマネジメントの方々が多いのは事実でしょう。

男性社員と違う面がたくさんあり、指導方法は全然違うといっても過言ではありません。

 

お悩みビジネスマン
・女性の部下をどう叱ればいいか分からない
・泣かれた経験があり、言いにくい
・セクハラと非難されるのがこわい
・パワハラと言われるのが恐ろしい
・女性部下との距離感が分からない

というお悩み、男性の上司の方々、お持ちではないですか。

 

 

解説
今回は、「仕事の態度が極めて悪く、手を焼いていた女性社員に対してガツンと指導が出来た好事例」をご紹介します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

 

1 とある金融機関の職場にて

 

Aさんは32歳。

金融機関でマネージャーポジションに就いている男性だ。

 

同じ部署に入社4年目の女性の部下がいる。

 

27歳のBさんの仕事は、主に営業社員をサポートするバックオフィス的な役割。

ちょうど半年前にAさんの部署に転勤してきた。

Bさんから見て、Aさんは直属の上司ということになる。

 

 

 

その女性社員のBさん、部署内で極めて評判が悪いという話。

男性社員からも女性社員からも同じように、評判が良くない。

 

素行や態度が極めて悪く、チーム内でもぽつぽつと不満が出ている。

そんな中でも、色んな理由から上司であるAさんは思い切った指導と改善が出来ない状況が続いていた

 

 

2 女性社員Bの仕事ぶりと態度

 

まずは女性社員Bさんのどのような点が問題であるかを見てみよう。

 

 

①頻繁に遅刻する

Aさん、Bさんの職場は8:40が始業。

しかしBさんが席に着くのはいつも8:45分あたり。

 

寝坊で大幅に遅刻するわけではない。

たった5分の遅刻

 

Aさんの職場では、始業時刻の8:40に席にいないことは意外に目立たない。

派遣社員さんは出社時刻がやや遅いし、時短勤務で10時にくる人もいる。

営業で外出する社員もいて、社内はかなりあわただしい。

 

そういう状況なので、5分の遅刻が特に目立つわけではない。

 

しかし5分といえども、目立たないとしても、遅刻は遅刻である。

 

 

以前にも一度注意したことがある。

でもBさんは「エレベーターが混んでたんですよね

始業時刻にビルの中にはついていた、と言わんばかり。

 

 

しかし5分くらいとは言え、こんな理由で遅れてくるのはいかがなものだろうか。

それも頻繁に。

 

朝エレベーターが混んでいるのは毎日なんだから、間に合うように、あと10分早く家を出る来るべきと考えるのが普通の感覚なのではないか。

 

 

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②頻繁に休憩

さて問題の女性社員Bさんは始業時にPCを起動し、ログイン。

Outlookが立ち上がるか立ち上がらないかくらいのタイミングで、もう席を立つ。

行き先はお手洗いだ。

 

そしてビル内のコンビニを経由しコーヒーとお菓子を買い込み、再び席につく頃には9時を過ぎている。

 

 

コンビニに行くのは朝だけではない。

Aさんや周りの人も、いちいちBさんがどこに行くのか追っていないが、おそらく1~2時間に1回は席をたち、コンビニや、どこかに消えている時間が頻繁にある

 

 

確かにAさんだって、コンビニにはいくし、コーヒーも買ってしまう。

お菓子もたまに買う。

 

ただ適切な頻度があるし、タイミングだって見計らうべき。

 

遅刻してきて、朝すぐにコンビニ行くのはマナーとして違和感がある。

朝コンビニに行きたければ、立ち寄った上で始業時刻までに席についておくべきではないだろうか。

 

 

③仕事を全くしない

 

Bさんはとにかく仕事をしない

ここが周囲の最大の不満ポイントである。

 

やる気がないから、何をやらせても仕事が全く進まない。

期限を区切っても間に合わないか中途半端で出してくる。

 

終わっても、次の仕事を取りに来ることもない。言われなければ何もしないスタンスだ。

 

それだけではない。

バックオフィスとしての仕事は山ほどあるが、基本的には電話も取らない。

受話器に手を伸ばそうとすらしないのだ。

 

先輩が電話を取っても、平然としている。

 

 

最悪に評判が悪いのが、業務中のスマホである。

 

スマホで頻繁に誰かとラインでもしているのだろうか、ネットサーフィンだろうか。

 

別社員が話しかけても、持っているスマホを伏せたりもしない。

スマホをそのまま持ったまま会話に応じるほど。

 

誰しも業務中とは言っても、スマホくらいはたまに触るだろう。

家族との連絡や、その日の夜の友人との食事に関するやりとりなど。

 

しかし基本は業務時間なのだし、スマホで別のことをやっているのは「良いことではない」という前提がある。

Bさんは、スマホをいじっていることを悪びれる様子もない。

 

 

④ミスがとにかく多い

仕事にやる気がないのであまりに作業が遅い上に、ミスも多いのだ。

 

忙しいのでゆっくりと作業されると困るし、ミスがあるとお客に迷惑がかかる。
そのリスクを取りたくないので、次第に多くの社員は、Bさんに仕事を頼まなくなる

 

そうすると仕事を頼まれないので、経験が積めずミスが一向に減らないというサイクルだ。

 

 

周囲を最悪な気分にさせるのが、ミスへの言い訳

Bさん「あ、ちょっと他の人にも頼まれてる事があって」

「そこの説明は受けてなかったんで」

「はっきりとは言われなかったんで」

 

こちらのコミュニケーションや指示が悪いという主張だ。

冷静に考えて、一理あったとしても、多くの社員はBさんに仕事を頼む気が失せるだろう。

 

 

 

⑤チャット

outlookとは別にチャット機能がある。

よりカジュアルに柔軟に社内コミュニケーションが取れるように、ということで使えるちょっとした息抜き機能。

 

Bさんはと言えば、チャットが画面の左下に常に立ち上がっており、何やら仲のいい同僚と延々とチャットしている様子だ。

 

 

Bさんの席の後ろを通ると「マジひま」とか「めんどい」とかのフレーズが見えてしまう。

念のため言っておくが、部署の仕事は決して暇ではない。

全員が常にバタバタしている。

 

 

最近は画面を見られることを嫌ってか、文字がピンクになった。

以前注意したら「分からないことをちょっと同僚に質問してるんです」
と言い返してくるらしい。

 

もう転勤してきて半年だが、まだ分からないことがあるのか。

 

いやそうだとしても、分からないことはまず周囲の人に聞くべきだ。

 

 

⑥職場に相応しくない服装

説明しづらいが、明らかに職場の雰囲気にそぐわないギャル色を押し出した服装をしている。

派手なネイルもすこぶる評判が悪いし、明るすぎる髪の色は明確な社内ドレスコード違反だ。

 

 

Bさん自身は直接接客をしないので、その意味では確かに服装やネイルが派手でも、誰に迷惑をかけるわけではない。

 

しかし明らかに度を越えて個人の趣味や好みを優先しすぎ、自分勝手な行動をしていると、社内の士気は当然下がるだろう。

 

 

個人の自由は、周りとの調和の範囲内で許されるものだ。

 

 

 

 

2 注意しにくいという問題

さて、目に余るBさんの態度や行為であるが、周囲の全員がそれなりにストレスに感じている。

「上司がガツンと怒ればいいじゃないか」

 

そう思うのだが、職場というものはそう単純でもない。

 

特に最近は。

 

①男性社員から注意しにくい

パワハラ。
セクハラ。

最近に日本には「〇〇ハラスメント」が世の中に大量発生している。

 

困ったことに「受け取る側が嫌だと思ったらハラスメント」なのである。

男性社員が女性に「髪切ったね」と言うだけで、それもセクハラになってしまう可能性がある時代だ。

 

こういう時代背景もあり、服装や髪の毛の色なんて、男性から注意するのはあまりにリスクが高い。

 

まさにセクハラとパワハラの合わせワザのようなものである。

 

 

業務態度だけの注意にしても、それが「指導」なのか「パワハラ」なのか。

グレーゾーンのジャッジ権は、今は受け手側にある

 

 

職員ハラスメント相談室みたいなところに電話でもされたらたまらない。(Bさんはそういう電話をしかねない、とみんなが思っている)

 

 

確かにBさんの行為は目に余るが、他の社員に頼めば何とかなるし、積極的に「叱る」ことでリスクを取りたくない、というのが多くの男性社員の本音であろう。

 

 

②女性社員からも注意しにくい。

女性が年下の女性を叱ることも意外にハードルがある。

服装やネイル、髪の毛などは、女性でも言いにくいのだ。

 

おばさんにうざい小言を言われた」と思われるのが嫌らしい。

女性にも女性の事情がある様子。

 

派手な服装や化粧は、どうしても若さゆえの特権的な側面がある。

こういう事を注意するのは「若さへのひがみ」と捉えられかねないということを彼女たちは十分に承知している。

 

また、彼女たち自身も「パワハラだ!」とか「社内いじめだ!」と言われるリスクに晒されており、積極的な注意をするインセンティブがないのが現状だ。

 

 

3 「思い切って注意した」その成功の秘訣

 

Bさんを取り巻く環境は閉塞していた。

誰も注意しないので、ますます仕事のやらなさ具合がエスカレート。

誰も仕事を頼まないから、他の社員への負担がどんどん増していく。

 

 

明らかにチーム内の雰囲気が悪いと感じるようになってきた。

このことに関し、マネジメントのAさんは大いに悩んでいた。

 

 

だが、ある方法でBさんにガツンと注意することに成功したのだ。

 

ある方法とは、男女2人ペアでBさんを指導するというものだ。

上司であるAさんは、別の女性社員Cさん(Bさんの先輩にあたる)と一緒にBさんを別室に呼び出し、ダメだと思う点を全て本人に伝えたのだ。

 

2対1は数で押している面があり、やや卑怯だと思うかもしれないが、理由がある。

1人で叱ると、男性だったらパワハラやセクハラ、女性だったら「パワハラやいじめ」だと言われかねない。

しかし2人組、かつ男女のペアで言うと受け手の感じ方がかなり変わるのだ。

 

 

1人で注意すると、責任が個人に帰属する。

パワハラやセクハラは「それを言った人自体が悪」である、となりがちなので「〇〇さんにパワハラされました!」と言われればAさんの立場も危うくなる。

 

しかし複数人で言うと、それが「チームや組織の声」になるのだ。2人組で言うことで「多くの人がそう思っている」という雰囲気が伝わる。

 

どうしても1人で言うと「言ったその人の意見」になってしまうのだが、複数人で言うことで、チームとして立ち向かっていることになるのである。

 

かつ男女ペアで言うことで、性別を超えた「社会人としての常識なんですよ」という指導が可能になる。

 

女性社員にとっても、Cさんが1人で注意するとセクハラだったり、女性の「若さへのひがみ」というような感情だと勘違いされそうになる。

 

しかし男性であるAさんと一緒に注意することで、個人の感情とは関係ない世界で話している事を相手に分からせる事が可能となった。

 

 

 

 

4 その後

 

いかがでしたか。

この事例にもあるように、女性社員の教育は、男性社員への教育とは違った、いろんな難しさを秘めていますよね。

 

最近はセクハラやパワハラなどに対して非常に強い関心が社会的にも高まっていますよね。

セクハラやパワハラに本当に悩んでいる人が実際にとても多いんだと思いますし、こういうものを撲滅していく風潮はいい流れだと思います。

 

ただ、一部ではこの風潮が足かせになったり、悪用したりする人も存在するんだと思います。

 

教育や指導もリスクの時代になってきました。

そこで、個人でリスクを取るのではなく、問題にはチームで対処することが重要なのだと、この記事の事例でも分かっていただけたかなと思います。

 

マネジメントは答えがなく、時代の変化も早いので、常に試行錯誤が必要ですね。

 

 

その後Bさんの行動はかなり改善されたようで、それに合わせて少しずつ周囲も仕事を振るようにしているようです。

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

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