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外資系投資銀行への転職する方法は?給料、英語力、キャリアの実態をインタビュー

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外資系投資銀行は現状サラリーマンで最も稼げる仕事です


そう語ってくれたのは30歳代半ばの男性。

まさに圧倒的なブランドと高給のイメージがある外資系投資銀行。

ただし社員の絶対数が明らかに少なく、その実態は謎の部分が多いですよね。


今回は現在も外資系投資銀行勤務の男性と赤坂の某所で食事を共にし、様々なお話をお伺いしました。

 

年収や勤務実態、業界ならではの情報を聞くことが出来たので、是非参考にして頂ければと思います。

どうぞご覧ください。

 

 

 

インタビュー

 

Q:簡単にこれまでのキャリアを教えてください。

 

東京大学を卒業し、リーマンショックのあたりに野村證券に新卒で入社しました。

就活はほとんどやってなかったんですけど、周りもどんどん決まっていって少し焦ったので、4年生の梅雨の時期くらいからいくつか金融機関を受けました。

当時は麻雀とかギャンブルがすごく好きだったし、お金も好きだったので、トレーディングとか楽しそうだなと。

 

それで野村證券ではグローバルマーケッツ部門というところを受けて、受かったのでそこにしました。

 

文系でしたし、金融工学や経済知識も全くなかったんで、今でも何で受かったか分からないんですけど、こんな不純な動機でも受かるもんですね。


10年弱くらい野村で働いた後は、2017年の夏に欧州系の外資系投資銀行へ転職しています。今は1年半くらい経ちました。

 

大学の時はかなりのんびりしていたので、大学時代の友人からは「意外とちゃんと働いてるんだね」とよく言われています。

 

 

Q:野村證券ではどんな仕事をしていたのですか?

 

野村證券はメインの部門が三つあります。

まず営業部門は、国内支店に配属されるリテール営業社員です。一般的なイメージはこの職種が一番多いでしょうか。

その他アセットマネジメント部門とホールセール部門。


ホールセール部門は、IB(インベストメントバンク)とGM(グローバルマーケッツ)の二つに分かれていて、ぼくはこのGMにいました。


最初に配属された部署はデリバティブに関わる部署でした。文系でしたし、知識ゼロだったんで最初は相当辛かったですね。

そのあとは商品開発の部署に異動になりました。

 

 

 

Q:野村證券での給与は満足していましたか?

 

野村證券は福利厚生もいいですし、満足度は高かったですね。

当時は年収1500万円から2100万円くらいもらっていました

 

 

Q:野村證券の総合職はみんな給料は同じですか?

 

総合職でも給与はバラバラです。

 

野村證券の総合職の大半は営業部門です。

営業部門とは、国内の支店で個人向けの営業をするところです。投信や株を個人の富裕層に販売する仕事ですが、給与はあまり高くないです。

 

世の中の給与のイメージは、この営業部門のものだと思います。絶対数も多いので、平均をとっても営業部門の給与に近くなるでしょうし。


でもぼくがいたホールセール部門のGM(グローバルマーケッツ)などは、給与体系が違い、もっともらえます。ただし採用形態も違っていて、クビもあり得ます

まあ日本国内であれば、急にクビということはあまりないですけどね。

 

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Q:なぜ野村證券から転職したんですか?

 

きっかけは社内で給与が下がった時があったからです。

 

トレーディングで社内方針を無視して、ポジションを張り過ぎたことがありました。攻めたんですけど、結果は大きなロス。

このことがあって、社内的に目を付けられてしまいました。自業自得ですが。

 


ロスを出した年は給与が1500万円くらいまで落ちてしまいました。そのあとに挽回を試みて、かなりいい実績を出したんですけど年収は2000万に戻らなかった。

それで嫌気がさしていたところに、ちょうど転職のオファーがあったんです。

 


ただこれといって転職活動はしていなかったです。ビズリーチやリクルートキャリアなどの転職サイトに登録したりはしていません。

実はダイレクトに会社のアドレスに今の会社の採用の方からメールが来たんです。

あとで分かりましたが、ぼくらの業界は意外に狭いので、直接的なヘッドハンティングが多いんですよ。

 

 

 

Q:転職して年収は上がりましたか?

 

野村の時は2000万円弱もらっていましたが、今は2500万円くらいです。

 

転職でそこそこ上がったのですが、会社の業績が今不調なので、ボーナスがあまり出ません。

本当はもう少し多い予定でしたが、今マーケットが難しい環境で、どこの証券会社も利益が出ていないので、仕方ないでしょう。

野村の今回の決算(2018年12月発表の第3Q決算)なんてボロボロでしたから。


ぼくは業界の中ではまだ少ないほうですね。

部署とマーケットの環境にもよりますが、同年代で1億を超えている人もいます。


自分が身につけたスキルや分野と、その時の相場がマッチすることも大事なので、運の要素もあります。

ただ飛びぬけた才能と営業力をもっていて、どこの会社に行っても荒稼ぎが出来る人が業界内でごくごく一部、います。

 

でもこの才能は、持って生まれたものというか、遺伝子が違うというか。

普通の人が努力で身につくものじゃないと感じています。

 

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Q:外資系投資銀行は働きやすいですか?

 

どちらともいえないですね。やはり実力主義ですし、クビのリスクは常にあります。また尖った人も多いので、人間関係が難しいときもあります。

 

一方で勤務時間は思っていたよりぐっと少なかったです。毎日20時にはオフィスに人がいなくなっています。

 

外資系投資銀行なんて、朝まで帰れないのかなあと思っていましたけど、それは昔の話のようですね。

 

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Q:外資系投資銀行ですので、やはりクビになる人は多いですか?

 

確かにクビはありますが、思っていたほど多くないです。とは言ってもグローバルの会社の業績次第ではどうなるか分からないので、多少は不安です。


一方で聞くところゴールドマンサックスなんかはもっとシビア。毎年必ず下から数パーセントの人材をカットして入れ替えるそうです。

だから自分がいくら稼いでも、他人がもっと稼いでいて相対順位が低ければクビです。競争はかなり激しいみたいです。

 

 

Q:働いていて、外資系企業だなと感じるところはありますか?

 

給与のボーナス割合が大きいところでしょうか。

あとは副業OKなところ。自分の知識を活かしながら、別で不動産やったり、運用をやったり会社を作ったりしています。

副業が結構うまくいっているので、いいリスクヘッジです。

野村証券をはじめ、日系企業はまだまだ副業なんてOK出さないでしょうし、こういうところは外資っていいですよ。

 

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Q:逆に、外資のイメージとは違った部分はありますか?


意外に社内政治が重要なところですかね。結局は日本人だからなんでしょうか、評価者や上司とウマが合ってなんぼの世界です。

 

もちろん実力はある程度必要ですけど、長期で残ったり上に行く人は社内政治に長けていますよ。こういうところは意外に日系企業も外資系企業もそんなに変わらないですかね。

 

 

Q:英語は必須ですよね?

 

ぼくは英語は全くです。ほとんど喋れません。英語の会議は、石のように無口になります。電話がかかってきても、海外からだったら極力出ずに、チャットやメールで返します。

 

英語能力は、下から数えた方が早いくらい低いですが、やっぱり周りの人は年齢関係なく結構話せる人が多いです。

ただしぼくは周りに比べて金融知識があります。意外でしたが、野村で培った経験が外資系投資銀行でも十分に通用しています。

 

知識が評価されているので、英語が出来なくても何とかなっています。ぼくは少し特殊かもしれません。

 

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Q:社内の人は、皆どのくらい優秀ですか?

 

意外に全員が優秀だとは思わないです。ぼくに言わせれば、多くの人はそこまで金融知識はないですね。

意外かもしれませんが、英語スキルがかなり高いだけで社内である程度の居場所を作れます


ただバリバリと仕事はこなすし、容量がいい人は多いです。

あとは男女関係なく気が強い人がたくさんいます。性格に難ありなんでしょうか、離婚経験者がかなり多い印象です。

 

 

 

Q:上司はやはり厳しい人ばかりですよね?


厳しい人もいますし、緩い人もいます。まあ、その上司とどのくらい仲が良いかとか、仕事で認められているか次第でしょうか。


上の役職になると、業界に長くいて、例えばゴールドマンサックスから移ってくる人なんかは、すでに数億円の資産を持っています

だから意外にガツガツしていません。彼らは既に明日辞めても死ぬまでに十分な金があるので、日常的に全く金のことを気にしていないんですよね。

稼いでやろうという気持ちがないことはなんですけど、どこかゆったりとした余裕が感じられます。


こういう人は、業界にいられるまでは仕事を続けるし、クビになって引き取り手もいなくなったら、自分はそこまでだと腹をくくっています。

 

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Q:これからのキャリア計画を教えてください。


サラリーマンで最も稼げるのは現状は間違いなく外資系投資銀行です。あと数年はこの状態は変わらないでしょう。

個人的には、まだ今の会社でクビになりそうではないので、このままあと2~3年は続けたいです。そこから別の投資銀行に行きたい。

できればゴールドマンサックス

 

副業と合わせて一生分の生活費を稼いで、できれば45歳でリタイアしたいんですよね。人生100年時代と言われているので、かなり難しいかもしれませんが。

給与だけでは厳しいので、副業、特に不動産には力を入れたいですね。


最近はマーケット環境の悪化やAIアルゴリズムの進化、欧州のMiFIDⅡや金融庁の規制など、金融業界を取り巻く環境が変わりつつあり、各社とも採用人数もぐっと絞り込んでいく可能性があります。

そもそも日本の景気次第では、外資系証券が日本から撤退する可能性だってありますし、逆に証券会社全体の業績が悪くて、日本オフィス縮小は当然のようにあり得ます。

 

その時に狭き門をすり抜けることが出来る人材のポイントは、高い金融知識と、結局やっぱり英語のような気がします(笑)。

英語だけはいつもどうしてもうまくいかないのですが、いまのうちにもう一度英語をがっつりと始めようと考えています。

 

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おわりに

 

今回は外資系投資銀行のナマの声を記事にすることができました。いかがだったでしょうか。


外資系といっても、いろんな企業スタイルがあることに気付かされます。

危険なのは、「外資系は厳しい」とか「プライベートがない」とか、謝ったイメージだけで、キャリアの選択肢から除いてしまうことではないでしょうか。



詳細で、かつ新しいナマの情報が極めて大事です。

転職に興味があっても、なくても、まずは本サイトや転職系のブログ、Vorkersなどの口コミサイトを確認してみることでしょう。

また転職エージェントの話は、かなり参考になります。

いいエージェントは、転職者が転職したあとも引き続きコンタクトを取っており、ナマの声を集めているものです。

 

ビズリーチのような大手のサイトで、まずはエージェントとつながりを持ってください。



外資系企業やハイキャリアを希望するのであれば、JACリクルートメントがおすすめです。ぼく自身もこちらでお世話になったことがあります。

JACリクルートメントがなぜハイキャリアから高評価なのか最適な使い方などをどこよりも詳しく書いています。

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ぼくは、いいキャリアは「決して転職ありきではない」と考えています。

ただ外の世界を知っていることと、知らないことは別です。
まずは情報です。
情報を集めましょう。



皆さまのキャリアが良いものになるように応援しております。

 



おわり

 

 

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