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公務員の仕事は楽?転職したい人が知っておくべき忙しさや評価基準、年収など

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民間企業にお勤めで、厳しい競争の世界に身を置いていると、仕事が辛くて「公務員とか、楽そうでいいなあ」と思って転職を考えてしまいますよね。

そこで、本記事では、公務員の仕事の実態を、調査した範囲でご紹介したいと思います。

 

 

何故この記事を書こうかと思ったかと言えば

お悩みビジネスマン
民間は忙しくてつらいなあ...

公務員の仕事ってお役所仕事でゆったりやっていそうで、いいなあ...

 

と安易なイメージを持っていて、民間大企業から安易に公務員への転職を目指す人がたくさんいるからです。

 

ところが、注意点もあります。

解説
公務員と言っても、職場選びをミスすると、思ったほど「安住の地」ではないかもしれません。

 

 

なお公務員と言っても様々ですが、ここでは国家公務員、市役所や区役所、県庁などを主に「公務員」として述べています。

ここでは、金融、総合商社、大手メーカーなどの大企業からの転職を前提とした話ですので、消防士や警察官などの職種は省かせて頂きました。

 

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1.公務員の種類をおさらい


まず公務員の種類を整理しておきましょう。

①国家総合職、国家一般職

○○省、○○庁の役人です。

総合職はいわゆる官僚であり、一般職と分けてキャリア官僚と言ったりします。

総合職は公務員の中では最高レベルのステータスでしょう。

 

②地方公務員

県庁などで働く地方上級、市役所の役人です。

 

③国家専門職

国税専門官、財務専門官、外務省専門職員、労働基準監督官などです。

 

④準公務員

独立行政法人や、国立大学職員がこれにあたります。

 

⑤その他

裁判所事務官、裁判所書記官、検察事務官、法務事務官、刑務官、消防士、教師などです。

 

 

2.民間大企業から公務員へ転職する人たちの考え

 

民間の大手企業に新卒で入社。
ところがあまりの激務と厳しいノルマに耐えられず、「安住の地」を求めて公務員へ転職する人がたくさんいます。


表向きは

「地元に貢献したい」
「地元で親の近くにいてあげたい」
「もっと公共的な仕事をして日本を支えたい」

 

こんな理由で民間大企業を去っていきます。

しかし多くの方の実態は(そうでない人ももちろんいますが)「民間より楽そう」だから、というケースも多いようです。

 

 

ぼくが金融機関時代に、何人もの同期が地元の県庁や市役所を目指して辞めていきました。


ほぼ全ての人が、金融機関の激務によってボロボロになり病みつつあった人です。

実際に体調を崩して休職した人が休職期間中に受験したケースもありました。

 

 

中には官公庁に行く方もいます(官公庁も中途採用枠があります)。

 

官公庁を選ぶ理由は、(もちろん国のため問いう高い志の人もいますが)多くは「ステータスと給与の維持」が動機です。

特に、比較的心身に余裕のある人や、外資や日系の金融、コンサルなどの人は、年収の大幅ダウンをカバーすべく、官公庁に行くイメージです。

 

※もちろん高い志による公務員への転職が存在することは全く否定しません。

 

 

 

ただし、どうしても「仕事がしんどい」「つらい」という場合、公務員が魅力的だということは否定できません。

公務員にもメリットデメリットありますが、やはり民間大企業のプレッシャーやストレスは酷いものがありますので、そこからの解放を目指すのであれば、ぜひ公務員への転職は真面目に検討してみてください

 

公務員と民間の仕事のきつさや、目標へのプレッシャーの違いなどを解説した記事がありますので、ぜひご覧ください。

仕事がつらく憂鬱で会社に行きたくない人がすぐに出来ること

 

 

3.公務員は楽なのか


知り得る限り、公務員も相応に忙しそうです。

忙しいとか、激務の定義は色々ありますが、ここでは勤務時間のことを述べます。

 

まず官公庁は、どの省庁であっても激務です。国会期間中はもちろん多忙です。それでなくても20時~22時の帰宅がほとんどでしょう。

有給休暇の取得について取りやすい雰囲気や環境ではありません。

 


地方公務員は地域や部署によっては楽なようです。ただし、はずれを引くとかなり激務です。

 

ぼくの親戚は関西の市役所で働いています。

いつも18時に帰っているんだろうなと思って聞いてみたら(失礼でした)、「毎日23時帰宅で土日も出勤している」らしいのです。

 

事実こういった職場で体調を崩し休職している職員の方は非常に多いのです。

以下のサイトは公務員の部署ごとの激務度合を見れますので、チェックしてみるものよいかもしれません。


激務度合いをチェックする

 

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4.公務員は意外に「ザ・日本企業」といった文化がある

公務員は、意外にも勤務時間が長買ったり、有休が取得しづらい環境だったりします。

 

何故かと言えば、「雰囲気と文化」がそうさせています。

 

・昔からやっている非効率な事務が多い(見直さない)
・上司を過度に気遣い、生まれる無駄な資料
・複雑な人間関係による面倒な諸調整
・偉い人ほど、「長時間働く」を良しとする考え方
・帰りづらい雰囲気から連鎖する付き合い残業
・有給は取るべきでないという根強い文化
・経費の節約が過度であり、ツールやシステム、機器があまりに古い
・改良していきたいというインセンティブが低いため、仕事が一向に減らない
・ノルマがないため、勤務時間が勝負(頑張っている姿が視覚的に見えるのが効果的)



 


非効率だし、色んな諸調整で時間を使うので、単純に時間がありません。

また意外にも民間よりも帰りにくい雰囲気が充満しています。

 

挙げてみると、公務員って意外にも昔からある「ザ・日本企業」って文化のような気がしませんか?

 

こういう雰囲気や文化は、まだ民間大企業のほうが緩和されているのは間違いないです。

 

 

ぼくが官公庁の人々と仕事をしているときは、オフィスの一番偉い人が帰宅すると、その30分以内にみんな帰っていました。

 

 

 

5.優秀な人もいる

地方公務員でも、それが官公庁であればなおさら、優秀な人は事実たくさんいます

 

高い志で新卒で入っている職員の方は、優秀な人が多い印象です。優秀なので、こういう人は周りへの要求水準も高いです。

 

よって決して楽な業務、チームばかりではありません。

あなたも民間大企業で相当なプレッシャーや激務、無理難題に耐えてきた、それなりの自負があるしょう。

 

それでも公務員でもプレッシャーはそれなりに感じるはずです。

決して甘く見てはいけません。

 

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6.公務員の人たち独特の性格

本当に様々な人がいますので「全ての人が」とは言いません。一応断りを入れておきます。

 

両方の人と一緒に働いた経験から申し上げますが、民間より公務員の人はややおとなしい印象があり、悪く言えば少しねちっこい性格の持ち主が多い印象です。

体育会系みたく怒鳴ったりするというよりは、陰険にネチネチと言うタイプでしょうか。

 


怒鳴られることの心身へのストレスも相応なもので、これが民間大企業を去る一つの要因になっていますが、執拗で陰険な締め付けも、実はかなりのストレスではないでしょうか。

 

 

「勤務時間だけでなく、実はこういった雰囲気によって休職者が多いのでは?」という意見も、公務員の方から聞かれました。

 

どちらもストレスがあるので、あとはご自身の好みでしょうか。

ただ「隣の芝は青く見える」のが世の常なので、冷静に考えるべきです。

 

 

7.給料は高くない

民間全体から見ると公務員の給与は「高くもなく低くもないレベル」で設定されています。

 

ところがで民間大企業から見ると、官公庁でも明確に「少ない」です。

官公庁などの国家公務員総合職で、30代前半で700~750万円程度でしょうか。

 


もちろん贅沢をしなければ生活は十分にできるレベルです。ただし一度上がった生活水準を落とすことは容易ではありません

様々な面でランクが落ちる現実は、思っている以上に追い打ちをかけられるように、自分をさらに落ち込ませるでしょう。

 

 

8.経費の節約が厳しい

公務員は民間が思っている以上に、経費にケチです。

「国民の税金をまもる」ための恐ろしく頭のかたいベテランがいて、組織全体の経費を取り仕切っています。

 

そしてこれがまた、恐ろしく組織全体の業務効率を悪化させています。経費を少しでも安くするために本来すべき仕事の時間をかなり!割いて、数百円を浮かせに行きます。

そこに時間価値や時間コストの概念はありません。

 

 

こういう体質は職場の設備や環境にもモロに影響します。

設備は古くて汚く、部屋は薄暗い。

冷暖房はまともに入らないので、マフラーやユニクロのウルトラライトダウンを部屋で着用します。

 

見るからにに古いパソコンで、この時代に社内wifiも飛んでいません。

社内用DB容量が少ないので、データ保存ができず紙で一生懸命ファイリングしています。

資料には印鑑を捺印し、大事にファイルに綴じて保管しています。

 

 

9.ノルマがないということのデメリット

公務員は、明確なノルマがないです。

それは民間から見ると夢のような環境ですよね。

 

数字を気にしなくてよい。

「なんて素晴らしい職場だろう!」

民間からの転職者はこの点に相当な魅力を感じることになります。

 

ただし数字がないことは楽でもありますし、逆に魅力もないです。

何で評価されているか曖昧です。

頑張ろうにも、明確に「できている」「できていない」が判断できないので、評価は基本的にブラックボックスでしょう。

 

 

上司の個人的な好き嫌いの比重が、恐ろしく高いかもしれません。

中途採用というだけで、頑張っているのに全く昇進できないかもしれません。

 

自分の能力を明確に表現する手段が限られることは、どのくらいステキな環境と言えるでしょうか。

 

 

10.それでも公務員へ転職したい方は

いかがでしたか。

民間がきつくて、安息の地である公務員を目指す人がたくさんいました。

 

でも「隣の芝は青く」見えます。

 

本当に望む生活や人生が手に入るんでしょうか。

民間大企業に、病んでも病んでもしがみつけと言っているわけではないのです。

ただ、公務員の世界は思ったほど花畑が広がっていないということを知っていただけたらと思います。

 

 

もし、それでも公務員の世界に興味がある方は、実際に求人を見てみると良いでしょう。

 

公務員の転職は、リクナビNEXTという転職情報サイトが一番揃っていそうです。

リクナビNEXTで官公庁や公務員、独立行政法人の求人を見てみる

 

 

おわり

 

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