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【銀行員の転職】僕が9年勤めたメガバンクを辞めて外資へ転職した経緯と理由

更新日:

ぼくは銀行、メガバンクを退職しました。その理由と経緯をご紹介します。

転職を頭のどこかで検討しておられる方に、参考になれば幸いです。

 

 

リーマンショックが起こった頃に入社して、働くこと9年くらい。

 

安定、高給、信用、高学歴、

銀行員、特にメガバンクといえば、少し前の世間のイメージはこんな感じでしょうか。

 

世の中のいいイメージによって、最大限に周囲からいい目で見られ、その恩恵を十分に享受できました。親や親戚からも喜ばれました。

 

昇格もしましたので、年収1,000万円以上はもらいました。お金があるので、ずいぶん遊びやすかったです。

 

でも辞めて、転職をしました。

ビジネスマン
本記事では、ぼくが何を思って銀行員を退職し転職するに至ったのかを記録しています。

 

同じように金融機関で働いている方々で、転職するか悩んでいれば、少し役に立てば嬉しいです。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.なぜ銀行に入社したのか

 

まずメガバンクに入社した経緯からお話します。

 

大学では経済学を学びました。

授業にはまともに出ず、飲み会をウェイするだけの大学生活。そんな僕が銀行を受けたんです。

 

何とかひねり出した志望動機は

"学んだケイザイの知識を、キンユウで活かせるとおもいました"

 

 

振り返れば非常に浅い動機で、銀行にエントリーシートを提出。

 

銀行って、たくさんあるんですよ。

地元密着の地方銀行信託銀行や、最近はネット銀行も勢いがありますね。日本国内だけでも100以上あるそうですよ。

 

ぼくは都銀一択。都銀の花形感が僕をひきつけました

 

大学はそれなりの偏差値があったのもあり、おかげで(多分それだけで)、都銀に就職が決まりました。

 

都銀は、”都市銀行”の略。本店は大都市にありますけど、支店網は全国津々浦々...

総合職の僕は、当然例外なく全国転勤の対象となります。

 

関西勤務も経験しましたし、東京勤務も経験しました。

 

 

2.銀行の仕事は辛かった

 

いわゆる総合職として入社。

そこは本当に厳しい世界でした。

 

①勉強が多い

銀行員はずっと勉強です。

金融の仕組みや会計、デリバティブ、金商法など、結構難しい知識が必要ですし、資格をたくさん取得しなければなりません。

 

②業務量が多すぎる

どこの会社も仕事は多いでしょう。

しかし金融業界は少し事情があります。規制や法律が多いんです。法律や規則をクリアするために、膨大な手続きや事務があるんです。

 

自分の動き方を限界まで効率化しても、それでもそれでも時間が足りません。昼飯をしっかり食べている営業員はいないんじゃないかなあ。

 

③ノルマが厳しい

世の中のイメージ以上です。

営業ノルマが本当に厳しいです。自分の能力をフル稼働しても、なかなか目標を達成できないのです。

達成には運も必要でした。

 

「この目標、どうやってやるんだ...」

達成イメージの全く湧かない目標が、半年毎に降ってきては、泣きそうになりながら死ぬ気で達成を目指す。

 

ノルマを達成させるため、支店長や上司からの激しい指導がまた辛いんです。週次や月次で会議を開けば、「どこでいくらやるんだ?」の激詰め。

 

当時はまだまだ体育会系色も強く残っていて、本当に厳しい指導と、激しい罵声をシャワーのように浴びる生活でした。

 

こんな生活を続けていて、激しいプレッシャーに耐え、

明日には目から血が出て死ぬんじゃないだろうか

と毎日思っていて、でも死なないもんです。

 

入社当時、指導担当の先輩がめちゃくちゃイカつく、怖かった

毎日オフィスの端から天井裏まで響くほどの大声で怒鳴られ、立たされ、ファイルを投げつけられました。

 

「もうお前みたいなアホは何もすんな」

一番辛かった指示がこれ。

何か忘れましたが、ミスをして(これはぼくが悪いです)、激怒りの指導担当から出た、最後の指示。

 

「何もすんな」なので、本当に何も出来ないんですよ。

パソコンの電源はOFF。書類を見ることも許されないし、電話応対もだめ。皆が忙しそうに働いているオフィスの中で、じっと座っている無能な自分。

ただただ二酸化炭素を出すだけの生き物。

 

この辛さはやばかった。

どれほどバケツもって廊下に立たせてもらいたかったか。笑

まあさすがに一日で終わりましたが。

 

 

④飲み会が多すぎる

激務は定時までではありません。遅くまで残業した、そのあとの夜も続きます。 

やたら頻度の多い飲み会と、エンドレスのカラオケが特に印象深い。

 

20代なのにもたれる胃

タンバリンで腫れる手

どこに行ったか分からないネクタイ

タクシー代で消える給料

 

 


居酒屋で懸命にオーダーしていたら、飛んでくる罵声。

「最初は味の薄い料理から頼むんだよ!」

 

 

<参考記事>

 営業の厳しいノルマから解放される方法をまとめました

 

注)

誤解のないように言いますが、現在は女性の総合職も増えているので、そんなにパワハラひどくないです、念のため

 

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3.銀行で多くのことを学んだ

 

入社当初は仕事の仕方や、様々なお作法が分からず、本当に苦労しました。

ただ、甘々の大学生ノリを根こそぎ粉砕され、社会人としてのマナーや、仕事の仕方を徹底的に叩き込まれました

 

お酒の飲み方を教えてもらった事も、今ではよかったと思っています。やっぱりコミュニケーションって大事です。

<関連記事>

大企業で学んだ飲み会のお作法とは(主に若手)

外資系企業は飲み会はないのか

 

本店勤務時代は、グローバルや視野や、本当に高度なスキルや思考力を身につけることができました。

例外はいますが、人間的にも本当に尊敬できる人達がたくさんいました。

日本を代表する企業ですから、優秀な人はごろごろいました

 

神のように頭の回転が早い人

信じられないようなストイックな後輩

 

超絶ストイックな後輩の言葉が忘れられない。

 

「一日くたくたに疲れて帰宅して、風呂上がりの英単語が最高のリラックスですよね」

 

 

4.銀行の仕事は高い専門性が身につく

 

銀行の仕事は激務ですが、かなりの専門性が身につきます。

 

例えばメガバンクの多くの総合職が携わる法人営業

一昔のような、決められた商品を売りさばいていく八百屋のようなビジネスではなく、企業に対して付加価値のある提案をするためには

法務や財務、税務、、ファイナンス知識、会計知識など、様々な知識をフル稼働して、最適な提案戦略を熟考します。

特にコーポレートファイナンスが分かっていることは非常に強いです。

 

 

本部部署はさらに多くの専門性が身につきます

国内の経済や世界情勢、銀行の経営やコーポレートガバナンス。リスク管理やコンプライアンス。

本当にコアで深い知識が身につきます。

 

目まぐるしく世界情勢が変わる中、本当にスピード感あり高い専門性を身につけながら、ダイナミックな経験をすることが出来ました

 

特にぼくは銀行の本部で培った専門性が、転職でも有利になったと感じていますし、今の仕事にも非常に活きています。

 

以下の記事では、銀行の本部で専門性を身につければ市場価値が全く違うことを(実体験も踏まえ)説明しています。

<関連記事>

銀行員は本部部署に行って専門性を身につけよう

 

▼三菱UFJから転職した人へインタビュー!

年収が半分に?!三菱UFJ・アクセンチュアから起業7か月のベンチャーに転職した理由

 

 

 

5.それでも銀行を辞めた5つの理由

 

そんなぼくが銀行を辞めた理由です。

やっと本題です。すいません。

 

5.1 新しいことをやってみたい

 

銀行の部署ももちろんたくさんあります。

部署ごとに仕事は様々です。

また業界のスピード感も早いので、仕事もどんどん変わっていきました。毎日バラエティーに富んだ体験が自動で降ってくる環境でした。

 

ただ、もっと全然違う仕事をしたかったんです。

しかもそれは、何でもよかった。ちょっと飽きちゃったんですね。

 

おんなじような評価軸で半年ごとに評価され、おんなじような価値観を持った人と意見を交わし、同一路線の知識や経験を積む。

これをあと20~30年くらいするのかと思うと、 何とも言えない絶望感を感じてしまったんです。

 

数年いたら、会社の中って見えてくるじゃないですか。このくらいの年齢で昇進して、あと何年で次長になって、、

将来が予想できる。先が見え てしまう。これがすごく面白味がないなって思ったのです。

 

そりゃ見通しが立てられないことはとても不安ですよ。でも、僕はどうなるか分からない方が楽しみかなって思ったんです。

なんでもいいから別の経験が出来る環境に変わり、そこから将来が”まだ見えない”環境にいきたかったのです。

 

 

5.2 もっと稼ぎたくなった

 

銀行も給与は良かったです。

年収1,000万は日本の人口の4%程度しかいません。

  • 1000~1500万 3.1%(151万9千人)
  • 1500~2000万 0.7%(33万6千人)
  • 2000~2500万 0.2%(10万7千人)
  • 2500万~    0.2%(12万人)

※給与所得者数4869万人

出展:マナラボ

 

年収1000万円を超える人の割合は30代では1.8%となっています。

20代では何と0.3%!

 

ただし、定年まで働きたくない僕は、

1000万円じゃ足りない!もっと稼ぎたい!

と思ったんです。

早めに稼いで早期リタイアが夢なのです。

 

 

もう一つ言っておくと、金融機関の給料が今後下がる可能性があります

実は金融機関を監督している金融庁は、金融機関にあることをずっと要請しています。

それが「お客様本位の気持ちでビジネスをすること」です。

 

お客さんのためを思ってビジネスしてね、よろしく

簡単に言えばこんな感じです。

当たり前のことですが、これがなかなか重いのです。

 

 

金融機関はお客さんからの手数料で稼いでいます。

簡単に言えば、金融庁は、

手数料が高い➡︎お客さんのためになっていない

と問題視しています。

 

高い給与を支えるのが、この高い手数料。

つまり、あんたら給与高くないか?

 

金融庁はすでに金融機関に手数料下げの圧力を加え始めています。金融機関はどう対応するでしょうか。

 

この点については、別の記事で詳しく書きました。

金融庁は、銀行と証券の高給を狙い撃ちにする可能性があります。

<参考記事>

 

銀行や証券から転職すべき!?金融庁が高給を狙い撃ちか

 

 

5.3 キャリアが1種類であるのはリスク

 

投資の世界では「分散が大事」ですよね。

特に証券会社の営業マンや銀行のリテール営業の方々は、このようなセールストークをされているでしょう。

 

ではキャリアはどうでしょう?

キャリアも分散した方が安全ではないでしょうかキャリアも投資も同じではないでしょうか。

たった1種類のキャリアだけだと、それがうまくいかなかった時に、身動きが取れなくならないでしょうか。

 

「俺は銀行のリテール営業を極める!」

それもかっこいいので、否定はしません。

 

僕は怖くて仕方なかったので、セーフティネットを張らせていただきました。

 

 

5.4 他人と違うキャリアを進む方がリスク分散になる

 

今後も人材市場はどんどん流動的になるはずです。転職する人は今日もどんどん増えてます。

 

転職市場で、どんな人がウケるか考えてみたんです。

僕の結論は「希少性」です

 

もちろんずっと同じ企業で終身雇用で働くことを考えるなら、希少性は不要かもしれません。

ただ、最近世の中のスピード感は早いです。

今の大企業が、10年後の大企業であるかは分からない時代になってきました。倒産しなくても、リストラがあるかもしれません。

会社に問題がなくても、自分のやりたい仕事が変わるかもしれません

 

 

予期せず会社を変わる必要が出てきた際に同じスペック、同じキャリアの人が大量にいる」という状態は、これはどれだけリスクでしょうか。どうやって差別化しましょうか?

 企業側が採用するとき、同じスペックなら誰でもいいですもんね。

 

 

”豆腐屋一筋30年”

ではなく、

「たこ焼きも焼けるようにしておこうかな」

 

こんな感覚でした。

 

 

 

5.5 近い将来”出戻り”ができる時代になる

 

銀行の本部に在籍していた時、スキルや経験のある中途採用が次第に増えている感覚がありました。

世の中が複雑なので、銀行内部で人材を教育することが難しい分野が増えています。

 

世の中のトレンドが3年や5年で変わり、新しい規性や法律が数年単位で出てくる時代。

 

これまでのように、社内でカリキュラムを作って、入社から5年で教育をしていても、なかなか時代の変化やニーズに追いつきません。どこの業界でも同じはずです。

 

自社で育成が出来なければ、中途採用するのが最も早いです。

そこに、自社にないノウハウや経験を積み、かつ自社の事も分かっている人材がいたら、どうでしょう?銀行ははこういう人材を採りにくると思いませんか。

このことが僕が「最悪の場合、元の会社に出戻りもできるかな」と思っている理由です。

 

「最悪、戻れるかな」

ならば、一回辞めてみようかと。

 

 

6.まとめ

 

こんな文章を最後まで読んで頂き、本当に感謝です。

 

日本も広し、様々な銀行があるので一概には言えませんが、僕は銀行はとてもダイナミックで、スピード感のある、実力がつく会社だと思いました

 楽しかったこともたくさんありますし、いい友人や大切な同僚に出会えましたことは一生の財産でした。

 銀行にいたことを決して後悔はしていません。

 

ただこの先の時代、何がどう変わるか分からないこと、また新しいことがしたいという欲求で転職を決意しました。

もし同じように転職を考えておられる方がいれば、少し参考にして頂ければ嬉しいです。

 

他にも銀行や証券会社からの転職の体験をインタビューした記事を揃えております。ぜひご覧ください。

<参考記事>

転職のインタビュー記事はこちら!

 

おわり

 

 

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